Café Bleu / THE STYLE COUNCIL [スタイル・カウンシル]
ジャムを解散させたポール・ウェラーが立ち上げたのは、ジャジーで洗練されたスタイルを持つユニット、その名もスタイル・カウンシル。当時、雑誌『フールズ・メイト』なんかでは、「ジャムとスタイル・カウンシルがどちらも音楽的に好きだという人は信用できない、ポール・ウェラーのミーハーだって正直に言え」なことが書かれていたほど、ジャムとスタイル・カウンシルの音楽的差異は大きかった。フジテレビの朝のワイドショー『とくダネ!』のオープニングで「シャウト・トゥ・ザ・トップ」が使われたり、「カウンシル・ミーティン」がNHKFMのテーマ音楽に使われたりと、軽快でポップなサウンドは、広く受け入れられた。
『カフェ・ブリュ』(Café Bleu)
01. ミックス・ブレッシング - Mick's Blessings
02. ザ・ホール・ポイント・オブ・ノー・リターン - The Whole Point of No Return
03. ミー・シップ・ケイム・イン - Me Ship Came In!
04. ブルー・カフェ - Blue Café
05. ザ・パリス・マッチ-The Paris Match
06. マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ-My Ever Changing Moods
07. ホワイトハウスへ爆撃 - Dropping Bombs on the Whitehouse
08. ゴスペル - A Gospel
08. ストレングス・オブ・ユア・ネイチャー - Strength of Your Nature
09. ユーアー・ザ・ベスト - You're the Best Thing
10. ヒアズ・ワン・ザット・ガット・アウェイ - Here's One That Got Away
11. ヘッドスタート・フォー・ハッピネス - Headstart for Happiness
12. カウンシル・ミーティン - Council Meetin
84年にリリースされた1stアルバムはフランス語のアルバムタイトル通り、パリの雰囲気漂う作品。特にアナログだとA面に当たる01~07は、フランスのクラブで演奏されるジャズの雰囲気(なにやら物騒なタイトルの07でさえも)。それに対し、ラップの08以降はややファンキーな感じである。所々でシンセが使われているが、ホーンなど全体として生楽器が印象的である。ミック・タルボットはオルガンにこだわった人らしいが、そのことがよく感じられる作品だ。11のD.C.リーのヴォーカルも素晴らしい。ジャム時代の「悪意という名の街」(Town Called Malice)で示されたブラック・ミュージックへの憧憬をいっそう明らかにしたという点でも重要な作品。 メロディーやアレンジもよく出来た曲が多く、BGMとしても使える。
悪意という名の街 / ザ・ジャム
アルバム収録曲の中で一番好きな曲は「マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ」だけど、この曲はアルバム・ヴァージョンと7インチのヴァージョンはまったく違う。私が最初の買ったスタカンのレコードは「マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ」の7インチで、その後12インチを買った。当時ラジオ日本で評論家の福田一郎さんが、「こういう曲がヒットするって、日本のファンは本当にセンスがいいよね」と発言していたことを思い出す。高校時代、ラジオ日本の番組は貴重な情報源だった。夜だと熊本でも聴くことができたが、そうしたリスナーは多かったようで、大貫憲章さんと今泉恵子さんがパーソナリティを務めていた番組「サウンドプロセッサー」には「古里からこんばんは」という、地方でラジオ日本を聴いている人に電話でインタビューするコーナーがあった。
アルバムとしてはこの『カフェ・ブリュ』が最初の作品だが、『カフェ・ブリュ』リリース前の1983年に(ヴァージョン違いや7インチ・12インチの区別を無視して大まかに)4枚のシングルをリリースしており、このため日本やドイツでは、『Intorducing』(邦題『ロング・ホット・サマー』)という7曲入りの編集盤がリリースされたが、この時期のリリースや別ヴァージョンは多岐にわたるため、すべてをフォローすることは困難を極める。
【1983年にリリースされた主なシングル】
1.Speak Like A Child / Party Chambers
2.À Paris~4曲入り12インチ
Long Hot Summer (Extended Version) /
Party Chambers(instrumental) / The Paris Match / Le Départ
3.A Solid Bond In Your Heart / It Just Came To Pieces In My Hands
/ A Solid Bond In Your Heart (Instrumental)
4.3曲入り12インチ Money-Go-Round / Headstart For Happiness / Mick's Up
【Introducing: The Style Council】
01. Long Hot Summer
02. Headstart For Happiness
03. Speak Like A Child
04. Long Hot Summer (Club Mix)
05. The Paris Match
06. Mick's Up
07. Money-Go-Round (Club Mix)
84年には「Groovin'」「My Ever Changing Moods」の2枚をリリースしている。
・Groovin'~3曲入り12インチ
You're The Best Thing (Long Version) / You're The Dub Thing / The Big Boss Groove
・My Ever Changing Moods (Long Version) / Spring, Summer, Autumn / Mick's Company
以下はノート
・Speak Like A Child / Party Chambers 2曲とも5枚組ボックスに収録
・À Paris4曲のうち3曲は5枚組ボックスに収録
Party Chambers(instrumental)は?
・A Solid Bond In Your Heart 3曲のうち2曲は5枚組ボックスに収録
A Solid Bond In Your Heart (Instrumental)は?
・Groovin' 3曲のうち2曲は5枚組ボックスに収録
You're The Dub Thing は?
・My Ever Changing Moods
12インチは3曲とも5枚組ボックスに収録
ベスト盤『Shout to the Top: the Collection』→7インチ?
ベスト盤『シンギュラー・アドヴェンチャーズ』→12インチ・ヴァージョン
・The Paris Match 両ヴァージョンとも5枚組ボックスに収録
・Money-Go-Round
Introducing→ Club Mix
5枚組ボックス→ Bert Bevan's Alternative Remix
ベスト盤『シンギュラー・アドヴェンチャーズ』→別ヴォーカル
ベスト盤『ザ・サウンド・オブ・ザ・スタイル・カウンシル』→7インチ?
ベスト盤『GREATEST HITS』→12インチ?
・Long Hot Summer
Introducing→ Club Mix
ベスト盤『シンギュラー・アドヴェンチャーズ』→12インチ
ベスト盤『Shout to the Top: the Collection』『GREATEST HITS』は7インチ?
・ You're The Best Thing
ベスト盤『シンギュラー・アドヴェンチャーズ』→別ヴァージョン(4:36)
5枚組ボックス(5:43)→アルバム・ヴァージョン
・ Headstart For Happiness
5枚組ボックス(2:50)→シングル・ヴァージョン(アルバム・ヴァージョンは3:20)
『カフェ・ブリュ』(Café Bleu)
01. ミックス・ブレッシング - Mick's Blessings
02. ザ・ホール・ポイント・オブ・ノー・リターン - The Whole Point of No Return
03. ミー・シップ・ケイム・イン - Me Ship Came In!
04. ブルー・カフェ - Blue Café
05. ザ・パリス・マッチ-The Paris Match
06. マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ-My Ever Changing Moods
07. ホワイトハウスへ爆撃 - Dropping Bombs on the Whitehouse
08. ゴスペル - A Gospel
08. ストレングス・オブ・ユア・ネイチャー - Strength of Your Nature
09. ユーアー・ザ・ベスト - You're the Best Thing
10. ヒアズ・ワン・ザット・ガット・アウェイ - Here's One That Got Away
11. ヘッドスタート・フォー・ハッピネス - Headstart for Happiness
12. カウンシル・ミーティン - Council Meetin
84年にリリースされた1stアルバムはフランス語のアルバムタイトル通り、パリの雰囲気漂う作品。特にアナログだとA面に当たる01~07は、フランスのクラブで演奏されるジャズの雰囲気(なにやら物騒なタイトルの07でさえも)。それに対し、ラップの08以降はややファンキーな感じである。所々でシンセが使われているが、ホーンなど全体として生楽器が印象的である。ミック・タルボットはオルガンにこだわった人らしいが、そのことがよく感じられる作品だ。11のD.C.リーのヴォーカルも素晴らしい。ジャム時代の「悪意という名の街」(Town Called Malice)で示されたブラック・ミュージックへの憧憬をいっそう明らかにしたという点でも重要な作品。 メロディーやアレンジもよく出来た曲が多く、BGMとしても使える。
アルバム収録曲の中で一番好きな曲は「マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ」だけど、この曲はアルバム・ヴァージョンと7インチのヴァージョンはまったく違う。私が最初の買ったスタカンのレコードは「マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ」の7インチで、その後12インチを買った。当時ラジオ日本で評論家の福田一郎さんが、「こういう曲がヒットするって、日本のファンは本当にセンスがいいよね」と発言していたことを思い出す。高校時代、ラジオ日本の番組は貴重な情報源だった。夜だと熊本でも聴くことができたが、そうしたリスナーは多かったようで、大貫憲章さんと今泉恵子さんがパーソナリティを務めていた番組「サウンドプロセッサー」には「古里からこんばんは」という、地方でラジオ日本を聴いている人に電話でインタビューするコーナーがあった。
アルバムとしてはこの『カフェ・ブリュ』が最初の作品だが、『カフェ・ブリュ』リリース前の1983年に(ヴァージョン違いや7インチ・12インチの区別を無視して大まかに)4枚のシングルをリリースしており、このため日本やドイツでは、『Intorducing』(邦題『ロング・ホット・サマー』)という7曲入りの編集盤がリリースされたが、この時期のリリースや別ヴァージョンは多岐にわたるため、すべてをフォローすることは困難を極める。
【1983年にリリースされた主なシングル】
1.Speak Like A Child / Party Chambers
2.À Paris~4曲入り12インチ
Long Hot Summer (Extended Version) /
Party Chambers(instrumental) / The Paris Match / Le Départ
3.A Solid Bond In Your Heart / It Just Came To Pieces In My Hands
/ A Solid Bond In Your Heart (Instrumental)
4.3曲入り12インチ Money-Go-Round / Headstart For Happiness / Mick's Up
【Introducing: The Style Council】
01. Long Hot Summer
02. Headstart For Happiness
03. Speak Like A Child
04. Long Hot Summer (Club Mix)
05. The Paris Match
06. Mick's Up
07. Money-Go-Round (Club Mix)
84年には「Groovin'」「My Ever Changing Moods」の2枚をリリースしている。
・Groovin'~3曲入り12インチ
You're The Best Thing (Long Version) / You're The Dub Thing / The Big Boss Groove
・My Ever Changing Moods (Long Version) / Spring, Summer, Autumn / Mick's Company
以下はノート
・Speak Like A Child / Party Chambers 2曲とも5枚組ボックスに収録
・À Paris4曲のうち3曲は5枚組ボックスに収録
Party Chambers(instrumental)は?
・A Solid Bond In Your Heart 3曲のうち2曲は5枚組ボックスに収録
A Solid Bond In Your Heart (Instrumental)は?
・Groovin' 3曲のうち2曲は5枚組ボックスに収録
You're The Dub Thing は?
・My Ever Changing Moods
12インチは3曲とも5枚組ボックスに収録
ベスト盤『Shout to the Top: the Collection』→7インチ?
ベスト盤『シンギュラー・アドヴェンチャーズ』→12インチ・ヴァージョン
・The Paris Match 両ヴァージョンとも5枚組ボックスに収録
・Money-Go-Round
Introducing→ Club Mix
5枚組ボックス→ Bert Bevan's Alternative Remix
ベスト盤『シンギュラー・アドヴェンチャーズ』→別ヴォーカル
ベスト盤『ザ・サウンド・オブ・ザ・スタイル・カウンシル』→7インチ?
ベスト盤『GREATEST HITS』→12インチ?
・Long Hot Summer
Introducing→ Club Mix
ベスト盤『シンギュラー・アドヴェンチャーズ』→12インチ
ベスト盤『Shout to the Top: the Collection』『GREATEST HITS』は7インチ?
・ You're The Best Thing
ベスト盤『シンギュラー・アドヴェンチャーズ』→別ヴァージョン(4:36)
5枚組ボックス(5:43)→アルバム・ヴァージョン
・ Headstart For Happiness
5枚組ボックス(2:50)→シングル・ヴァージョン(アルバム・ヴァージョンは3:20)
Shout to the Top: the Collection
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Spectrum Audio UK
- 発売日: 2013/09/24
- メディア: CD
久しぶりの更新でしたね!スタイル・カウンシルは名前は知っていたものの殆ど聴いていなかったのですが気になっていました。今回記事でますます興味がそそられました。お薦めアルバムを是非教えて下さい。
by ローリングウエスト (2018-07-10 20:06)
アルバムだと2枚目の『アワ・フェイバリット・ショップ』がオススメですが、彼らはシングル主体のバンドなので、ベスト盤がいちばんいいのではないか....と思います!
by zep (2018-07-16 21:52)