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OK コンピューター OK Computer OKNOTOK 1997 2017 / レディオヘッド [レディオヘッド]

 旧作をリパッケージした3枚組『Kid A Mnesia』と同作を題材としたデジタル・コンテンツ 「Kid A Mnesia EXHIBITION」など、レディオヘッドの周辺が騒がしくなってきた。これから彼らはどこへ向かうのだろう。

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 グラミー賞の最優秀アルバムにもノミネートされた(受賞は逃した)『OK コンピューター』はレディオヘッドの3枚目のアルバムで、彼らの作品中最も知名度が高いと思われる。優しさと憂鬱さが同居したサウンドながら矮小さは皆無で、豊かな広がりを感じさせる。歪んだギターが印象的ながら、時折聴かせるアコースティックで穏やかな雰囲気も、多くの人に受け入れられた理由だろう。40代の頃は『ベンズ』をよく聴いていたが、50歳を超えてからは『OKコンピューター』の方を多く聴くようになり、スマホで聴き流しながら寝落ちすることが多くなった。初冬のもの悲しさがよく似合うアルバム。

  Radiohead - Paranoid Android


Radiohead - Karma Police


 オリジナルのリリースから20年経った2017年には『OK Computer OKNOTOK 1997 2017』というタイトルになり、2枚組として新装再発された。「NOTOK」と題されたディスク2には11曲が収録されているが、うち8曲は3枚のシングル(「Paranoid Android」「Karma Police」「No Surprises」)のカップリング曲であり、2009年にリリースされた『スペシャル・エディション』(CD2枚+DVD)に収録されているため、純然たる蔵出し曲は3曲しかない。この3曲のために仕方なく購入したのだが、この結果ウチの『OKコンピューター』は4枚(オリジナル、ボックスの1枚、スペシャル・エディション、OKNOTK)になってしまった。初リリース3曲のうち「リフト」はよく知られていた未リリース曲で、徐々に盛り上がる構成と美しいメロデイー、そして朗々と歌い上げるトムのヴォーカルが感動的な名曲である。

Radiohead - Lift







OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017 [帯解説・歌詞対訳 / 紙ジャケ仕様/ 高音質UHQCD / 2CD / 国内盤] (XLCDJP868)

OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017 [帯解説・歌詞対訳 / 紙ジャケ仕様/ 高音質UHQCD / 2CD / 国内盤] (XLCDJP868)

  • 出版社/メーカー: Beat Records / XL Recordings
  • 発売日: 2017/06/23
  • メディア: CD



OKコンピューター OKNOTOK 1997 2017

OKコンピューター OKNOTOK 1997 2017

  • アーティスト: レディオヘッド
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2021/12/24
  • メディア: CD



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PABLO HONEY / RADIOHEAD [レディオヘッド]

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パブロ・ハニー/ レディオヘッド
 01. ユー
 02. クリープ
 03. ハウ・ドゥ・ユー
 04. ストップ・ウィスパリング
 05. 君への想い
 06. エニイワン・キャン・プレイ・ギター
 07. リップコード
 08. ヴェジタブル
 09. プルーヴ・ユアセルフ
 10. アイ・キャント
 11. ラーギー
 12. ブロウ・アウト
(以下日本盤のボーナストラック)
 13. ポップ・イズ・デッド
 14. インサイド・マイ・ヘッド
 15. ミリオン・ダラー・クエスション
 16. クリープ(ライヴ)
 17. リップコード(ライヴ)

 今や大物となったレディオヘッドのデビュー・アルバム(1993年)。この後、『ザ・ベンズ』や『OKコンピューター』といった名盤をリリースしていくので、このアルバムの評価はあまり高くない。音の作りがグランジ的で、さらにシンプルでストレートな部分がややもすると未熟な印象を与えてしまうのかもしれないが、それは以後のアーティスティックな作品と比較してしまうからだろう。「クリ-プ」以外にもメロディアスでいい曲が多い。4曲目「ストップ・ウィスパリング」から5曲目「君への想い」への流れ、9曲目「プルーヴ・ユアセルフ」から10曲目「アイ・キャント」へて11曲目「ラーギー」への流れが心地よい。
 日本盤『パブロ・ハニー』収録の5曲のボーナストラックのうち、「インサイド・マイ・ヘッド」と「ミリオン・ダラー・クエスション」は、UKオリジナル「クリープ」の収録曲。日本盤CDSは、UKリイシュー盤と同じ内容。これらをほぼ網羅してさらにDVDも加えた3枚組「コレクターズ・エディション」もあり。


Pablo Honey : Collector's Edition

Pablo Honey : Collector's Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2009/03/23
  • メディア: CD



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THE BENDS / RADIOHEAD [レディオヘッド]

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  レディオヘッド『ザ・ベンズ』
   1. プラネット・テレックス
   2. ザ・ベンズ
   3. ハイ・アンド・ドライ
   4. フェイク・プラスティック・トゥリーズ
   5. ボーンズ
   6. ナイス・ドリーム
   7. ジャスト(ユー・ドゥー・イット・トゥ・ユアセルフ)
   8. マイ・アイアン・ラング
   9. ブレッドブルーフ…アイ・ウィッシュ・アイ・ワズ
   10. ブラック・スター
  11. サルク
   12. ストリート・スピリット
   (ボーナス・トラック)
   13. ホエン・アイム・ライク・ディス
   14. キラー・カーズ

 レディオヘッドには、80年代のUKニューウェーヴの匂いがします。ジョイ・ディヴィジョンやエコー・アンド・ザ・バニーメンなんかが持っていた雰囲気。メジャーデビューは90年代にはいってからですが、バンド結成は80年代半ばのようで、個人的にも「同年代を生きた」という親近感をもってしまいます。

 レディオヘッドはアルバム毎に多様な音楽性を聴かせてくれるバンドですが、何か1枚と言われたら、私は2枚目のアルバム『ザ・ベンズ』(95年)をあげます。

 プロデュースは、ストーン・ローゼズを手がけたジョン・レッキー。「ギターをメインにしたメロディアスな音づくり」という点ではローゼズと同じですが、内省的で時折見せる憂鬱さは、まさに英国的。ローゼズに感じられた、バーズ的ポップ感覚はまったく感じられません。マイナーコードで演奏される「ストリート・スピリット」をはじめ、JDや後期JAPAN、エコバニ、ザ・スミスなどのバンドが持っていた感覚を、このアルバムからは感じます。

 「ブレッドブルーフ…アイ・ウィッシュ・アイ・ワズ」のタイトルは、ピンク・フロイドの「Wish You Were Here」を思い起こさせますが、曲自体もなんとなくフロイド風。


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