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STATION TO STATION / DAVID BOWIE [デヴィッド・ボウイ]

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『スティション・トゥ・ステイション』デヴィッド・ボウイ
1. ステイション・トゥ・ステイション
2. ゴールデン・イヤーズ
3. ワード・オン・ア・ウィング
4. TVC 15(ワンファイヴ)
5. ステイ
6. 野性の息吹き
ボーナストラック
1. ワード・オン・ア・ウィング (Live)
2. ステイ (Live)

 『ヤング・アメリカン』に続いて1976年にリリースされた作品。5分を越える長い曲が並び(特にタイトルナンバーは10分を越える大作)、(歌詞にも出てくるコカインはまだ手放せなかったにもかかわらず)この時期のボウイの調子のよさを物語っています。中でもタイトルナンバーでの奇妙な躍動感は、アール・スリックのヘヴィなギターと ロイ・ビタンの軽快なピアとも相まって、ボウイの才能がピークに達していることを示しています。
 さらに続く「ゴールデン・イヤーズ」(シングル・カットされた曲です)では、前年の『ヤング・アメリカン』ではまだ消化し切れていなかったブラック・ミュージックが、完全に自家薬籠中のものとされてることにも注目したいところ。歌唱もソウルフルでさに加えて、パワフルさを感じさせます。ユニークな「TVC15」とともに、アルバムのハイライトと言えるでしょう。
 個人的にベスト・トラックは「ステイ」。鋭いギターのカッティングとクールなボウイのヴォーカルが際だつこの曲は、ハードさと華麗さが同居したボウイの面目躍如といった曲です。

 ライコ盤に収録されていたボーナストラックの2曲は、77年3月23日のアメリカン・ツアーから、ナッソー・コロシアムでのライヴ。ジャケットは、映画「地球に落ちてきた男」のワンシーンからで、最初にRCAからリリースされたときはモノクロでした。
 ラスト「野生の息吹」は、1957年の同名映画のタイトルソングですが、どうも邦題が今ひとつ。この曲に感じられる陰影礼賛的なヨーロッパ的耽美感は、次の名作『ロウ』へとつながっていきます。
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