SSブログ
ブラー ブログトップ

Modern Life Is Rubbish / Blur [ブラー]

 Yahoo!ニュースで久しぶりにデーモン・アルバーンのニュースを見た[https://news.yahoo.co.jp/articles/1f7d096fc04454736da5338801fba9d98d8f90fd?page=1]。ブラーのファーストアルバムがリリースされた90年代初め、雑誌『クロスビート』でのブラーの扱いは小さかった(大きく取り上げられていたのはライドだった)。ところが90年代半ばになるとブラーとオアシスが2大バンドになったのだから、わからないものである。デビュー・アルバム『レジャー』(91年)が日本でさほど評価されなかったは、彼らのイケメンぶりと甘めの曲風とが相まって、アイドル・バンドとみられてたからだと思う。その後アメリカツアーの失敗とマネージメント面でのトラブルを経て、3rdアルバム『パークライフ』(94年)が全英No.1となり、ブラーは90年代のイギリスを代表するバンドに成長していく。オアシスVSブラーの頃には「ブリット・ポップ」という言葉が使われていたように思うが、ブラーはそのムーヴメントの牽引者的なバンドになっていた。

IMG_1867[1].jpg


 93年にリリースされた2ndアルバム『モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』は、英国回帰な快作。ブックレットに掲載されている写真では、メンバー全員モッズ風のファッションを纏っており、中でも列車のシートに座ったメンバーの絵はなかなかよい(足元のドクター・マーチン?の描き分けがジワる)。音の方は、ビートルズ風のコーラス・ワークからキンクス風のビート・ナンバー、タイトルからジュリアン・コープ(ブラーが所属していたフード・レコードの総帥デヴィッド・バルフェは、元ティアドロップ・エクスプローズ)を連想させるサイケな曲まで、そしてシニカルな歌詞と英国ロックの見本市のような作品に仕上がった。。当初はXTCのアンディ・パートリッジがプロデュースを担当する予定だったが(レコーディングも行われた)、結局はザ・スミスを手がけたスティーヴン・ストリートが起用され、結果、このアルバムでロック的なダイナミズムを重視していくという彼らの方向性が定まったともいえる。

Blur - For Tomorrow Blur - Chemical World Blur - Sunday Sunday Blur- Sunday Sleep (Sunday Sunday Andy Partridge Version)



数年前に「モダンライフ・イズ・ラビッシュ~ロンドンの泣き虫ギタリスト」という映画のタイトルにもなった[http://nakimushiguitarist.com/]。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽
ブラー ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。