Krafty(クラフティー) のヴァージョン違い [ニュー・オーダー]
95年にリリースされた『(the rest of )New Order』のリリースをきっかけに、2000年代の前半にかけてニュー・オーダーは様々なリミックスをリリースしていた。『ミュージック・マガジン』1991年4月号に掲載された高橋健太郎さんの「リミックスという言葉の持つ意味が大きく広がっている」という意味がようやく腑に落ちたのは、『(the rest of )New Order』を聴いてからだったと思う。それまで私は「ミックス違い」というと、ビートルズのステレオ・ミックスとモノ・ミックスの違いのような「ちょっとした違い」と認識していたので、元曲の原形をとどめない曲をリミックスと呼ぶことにはなんとなくしっくりこなかった。
ニュー・オーダーに関して言えば「トゥルー・フェイス」のシェップ・ペディボーン・ミックスのようなオリジナル越えのリミックスもあれば、原曲のよさを台無しにするようなリミックスもありと玉石混淆であはあった。しかしYouTubeなどなかった時代、ネットで買ったCDを「いったいどんなミックスだろう」とワクワクしながらプレイヤーに入れるときは、期待と不安の入り交じったようなドキドキ感をも感じたものである。
2005年にされたアルバム『ウェイティング・フォー・ザ・サイレンス・コール』からの最初のシングル「クラフティー」は、明るいメロディーと人生の応援歌みたいな歌詞の曲で、ニュー・オーダーらしからぬ?曲である。さらに「日本語ヴァージョン」という、聴いてるとちょっと笑みがこぼれてしまうようなヴァージョンもある。とは言うものの、ファミリー仕様の車のCMにも使われるという(年を取った)耳に優しいほのぼの感に、彼らの新しい魅力を感じたのもこれまた事実。
「クラフティー」に関して言えば、オリジナルよりもリミックスの方に彼ららしさが感じられるが、この曲には、14のヴァージョン/ミックス違いがあると思われる。
(1)日本盤CD『ウェイティング・フォー・ザ・サイレンズ・コール』
1.アルバム・ヴァージョン①
2.日本語ヴァージョン②
3.The Glimmers 12 inch extended mix③
4.Phones Reality mix④
(2)英盤CDシングル(2枚)
①CD1(NUOCD13)
1.single edit⑤
2.アルバム・ヴァージョン①
②CD2(NUCDP13)
1.The Glimmers 12 inch extended mix③
2.Phones Reality mix④
3.Andy Green mix⑥
4.album version re-edit⑦
ジャケットの写真は微妙に違っており、CD1のジャケ写真は「キラリ」と光がはいっている。CD2はエンハンスト仕様。
(3)米盤CDシングル(Warner Bros. 42800-2)
1.Radio Edit⑧
2.Morel's Pink Noise Vocal⑨
3.DJ Dan Vocal⑩
4.Eric Kupper Club Mix⑪
5.The Glimmers 12 inch extended mix③
6.Phone Reality Remix④
7.Riton Re-Dub Remix⑫
ジャケットの写真は英盤CD2と同じ。「Radio Edit」⑧と「Single Edit」⑤は、ほとんど同じ。
(4)米盤12インチシングル2枚組(42800-0)
A1.Morel's Pink Noise Vocal⑨
A2.Phone Reality Remix④
B1.DJ Dan Vocal⑩
B2.The Glimmers Dub⑬
C1.Eric Kupper Club Mix⑪
C2.The Glimmers 12 inch extended⑧
D1.Riton Re-Dub Remix⑫
D2.Morel's Pink Noise Dub Mix⑭
(5)豪盤CDS(LONDON 5046780312)
1.Radio Edit⑧
2.The Glimmers 12 inch extended mix③
3.Phone Reality Remix④
4.Andy Green mix⑥
5.アルバム・ヴァージョン①
(6)英盤プロモCDS(PRO 15273)
1.Radio Edit⑧
クレジットはないが、たぶん「Radio Edit」。
(7)英盤プロモCDS(PRO 15313)
1.Radio Edit⑧
2.The Glimmers 12 inch extended mix③
3.The Glimmers Dub Version⑬
4.Phone Reality Remix④
5.Riton Re-Dub Remix⑫
(8)米盤プロモCDS(Warner Bros. PRO-CDR-101515 )
1.Radio Edit⑧
この盤には3分52秒というクレジットがあるが、レギュラー盤には3分47秒というクレジットがある。iTunesに読ませると、3分50秒。
(9)米盤プロモ12インチ2枚組(Warner Bros. PRO-A-101531)
A1.Eric Kupper Club Mix⑪
A2.Album Version②
B1.Morel's Pink Noise Vocal⑨
B2.The Glimmers Dub version⑬
C1.DJ Dan Vocal⑩
C2.Riton Re-Rub Remix⑫
D1.Morel's Pink Noise Dub⑭
D2.Phones Reality Remix④
(10)ブートレッグ
「Radio 1 Hannover, Germany PRO-4152102」というクレジットがある。
1.Radio Edit⑧
2.The Glimmers 12 inch extended mix③
3.The Glimmers Dub Version⑬
4.Phone Reality Remix④
5.Riton Re-Dub Remix⑫
6.Andy Green mix⑥
7.アルバム・ヴァージョン①
14ヴァージョンのうち、ベストはロックな「The Glimmers 12 inch extended mix」③と ハウス調のクールな「Morel's Pink Noise Vocal」⑨、そしてフッキーのベースがちょっと「テンプテーション」みたいな「DJ Dan Vocal」⑩だと思う。買うならいちばん曲数が多い7曲入りの米盤。
Krafty (The Glimmers 12" Extended) - New Order
New Order - Krafty (Morel's Pink Noise Vocal)
Krafty (DJ Dan Vocal Remix)
ニュー・オーダーに関して言えば「トゥルー・フェイス」のシェップ・ペディボーン・ミックスのようなオリジナル越えのリミックスもあれば、原曲のよさを台無しにするようなリミックスもありと玉石混淆であはあった。しかしYouTubeなどなかった時代、ネットで買ったCDを「いったいどんなミックスだろう」とワクワクしながらプレイヤーに入れるときは、期待と不安の入り交じったようなドキドキ感をも感じたものである。
2005年にされたアルバム『ウェイティング・フォー・ザ・サイレンス・コール』からの最初のシングル「クラフティー」は、明るいメロディーと人生の応援歌みたいな歌詞の曲で、ニュー・オーダーらしからぬ?曲である。さらに「日本語ヴァージョン」という、聴いてるとちょっと笑みがこぼれてしまうようなヴァージョンもある。とは言うものの、ファミリー仕様の車のCMにも使われるという(年を取った)耳に優しいほのぼの感に、彼らの新しい魅力を感じたのもこれまた事実。
「クラフティー」に関して言えば、オリジナルよりもリミックスの方に彼ららしさが感じられるが、この曲には、14のヴァージョン/ミックス違いがあると思われる。
(1)日本盤CD『ウェイティング・フォー・ザ・サイレンズ・コール』
1.アルバム・ヴァージョン①
2.日本語ヴァージョン②
3.The Glimmers 12 inch extended mix③
4.Phones Reality mix④
Krafty (Japanese version)---New Order
(2)英盤CDシングル(2枚)
①CD1(NUOCD13)
1.single edit⑤
2.アルバム・ヴァージョン①
②CD2(NUCDP13)
1.The Glimmers 12 inch extended mix③
2.Phones Reality mix④
3.Andy Green mix⑥
4.album version re-edit⑦
ジャケットの写真は微妙に違っており、CD1のジャケ写真は「キラリ」と光がはいっている。CD2はエンハンスト仕様。
New Order - Krafty (Official Music Video)
(3)米盤CDシングル(Warner Bros. 42800-2)
1.Radio Edit⑧
2.Morel's Pink Noise Vocal⑨
3.DJ Dan Vocal⑩
4.Eric Kupper Club Mix⑪
5.The Glimmers 12 inch extended mix③
6.Phone Reality Remix④
7.Riton Re-Dub Remix⑫
ジャケットの写真は英盤CD2と同じ。「Radio Edit」⑧と「Single Edit」⑤は、ほとんど同じ。
(4)米盤12インチシングル2枚組(42800-0)
A1.Morel's Pink Noise Vocal⑨
A2.Phone Reality Remix④
B1.DJ Dan Vocal⑩
B2.The Glimmers Dub⑬
C1.Eric Kupper Club Mix⑪
C2.The Glimmers 12 inch extended⑧
D1.Riton Re-Dub Remix⑫
D2.Morel's Pink Noise Dub Mix⑭
(5)豪盤CDS(LONDON 5046780312)
1.Radio Edit⑧
2.The Glimmers 12 inch extended mix③
3.Phone Reality Remix④
4.Andy Green mix⑥
5.アルバム・ヴァージョン①
(6)英盤プロモCDS(PRO 15273)
1.Radio Edit⑧
クレジットはないが、たぶん「Radio Edit」。
(7)英盤プロモCDS(PRO 15313)
1.Radio Edit⑧
2.The Glimmers 12 inch extended mix③
3.The Glimmers Dub Version⑬
4.Phone Reality Remix④
5.Riton Re-Dub Remix⑫
(8)米盤プロモCDS(Warner Bros. PRO-CDR-101515 )
1.Radio Edit⑧
この盤には3分52秒というクレジットがあるが、レギュラー盤には3分47秒というクレジットがある。iTunesに読ませると、3分50秒。
(9)米盤プロモ12インチ2枚組(Warner Bros. PRO-A-101531)
A1.Eric Kupper Club Mix⑪
A2.Album Version②
B1.Morel's Pink Noise Vocal⑨
B2.The Glimmers Dub version⑬
C1.DJ Dan Vocal⑩
C2.Riton Re-Rub Remix⑫
D1.Morel's Pink Noise Dub⑭
D2.Phones Reality Remix④
(10)ブートレッグ
「Radio 1 Hannover, Germany PRO-4152102」というクレジットがある。
1.Radio Edit⑧
2.The Glimmers 12 inch extended mix③
3.The Glimmers Dub Version⑬
4.Phone Reality Remix④
5.Riton Re-Dub Remix⑫
6.Andy Green mix⑥
7.アルバム・ヴァージョン①
14ヴァージョンのうち、ベストはロックな「The Glimmers 12 inch extended mix」③と ハウス調のクールな「Morel's Pink Noise Vocal」⑨、そしてフッキーのベースがちょっと「テンプテーション」みたいな「DJ Dan Vocal」⑩だと思う。買うならいちばん曲数が多い7曲入りの米盤。