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リメンブランス・デイズ / ドリーム・アカデミー [ドリーム・アカデミー]

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REMEMBRANCE DAYS / DREAM ACADEMY
 01. Indian Summer
 02. The Lesson Of Love
 03. Humdrum
 04. Power To Believe
 05. Hampstead Girl
 06. Here
 07. In The Hands Of Love
 08. Ballad In 4/4
 09. Doubleminded
 10. Everybody's Gotta Learn Sometime
 11. In Exile (For Rodrigo Rojas)

 1987年リリースのセカンドアルバム。セールスは全米181位と振るわなかったが(前作は全米20位)、グループ名通りのドリーミーなアルバムである。プロデュースはヒュー・パジャムで、アコースティックなのに洗練されたモダンな印象を与える音作りは彼の手腕によるものだろう。ドラムにジェリー・マロッタ(ピーター・ガブリエル・バンド~トニー・レヴィン・バンド)が参加してるのはヒュー・パジャムの人脈か。フリートウッド・マックのリンジー・バッキンガムが参加しており、ギター、キーボード、バック・ヴォーカルのほか、「Indian Summer」などでは共同プロデューサーとしてもクレジットされている。全体的にメランコリックなサウンドのイメージは「秋」だが、涼やかな女性ヴォーカルがプリファブ・スプラウトみたいて、僕は夏の夜に聴くことが多い。なかでも「Doubleminded」は、彼らの持ち味である「都会派モダン・アコースティック」の隠れた名曲。プリファブ・スプラウトみたいに、イイ感じでエレクトロニクスが入ってるな.....と思ったら、シンセ職人ラリー・ファストがクレジットされている。

 日本盤につけられたライナーは、文章のほとんどがドリーム・アカデミーとは関係ない文章。どうも「ドリーム」という言葉から、心理学者ユングによる夢分析を手掛かりに無意識と音楽との関係について?ご高説を述べたかったらしいが、なぜこんな文章を音楽CDのライナーに載せるのだろう。それなりに有名な音楽ライターさんらしいが、こういう話はご自分の著書でやって欲しい。



Indian Summer



Hampstead Girl



Doubleminded


最近、ニック・レアード=クルーズとフェイスブックで友達になった。2016年のケイト・セント・ジョンとの来日以降も、元気に活動してるようでうれしい。




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THE DREAM ACADEMY [ドリーム・アカデミー]

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『ドリーム・アカデミー』
1. ライフ・イン・ア・ノーザン・タウン
2. エッジ・オブ・フォーエヴァー
3. (ジョニー)ニュー・ライト
4. プレイス・オン・ザ・ラン
5. ディス・ワールド
6. バウンド・トゥ・ビー
7. ムーヴィング・オン
8. ラヴ・パレード
9. ザ・パーティ
10.ワン・ドリーム


 北国の田舎町の日常的な楽しさと寂しさを歌った「ライフ・イン・ザ・ノーザン・タウン」は、真夏に聴いても寒い英国の冬景色が目に浮かぶような名曲です。全米でも7位まであがるヒットとなり(1986年)、97年にはイギリスの3人組ダリオGが♪ヘイ、マン、マン、マン、マ~のコーラス部分をサンプリングした「サンシャイム」という曲で、全英No.1を獲得しました。

 「ライフ・イン・ア・ノーザン・タウン」は確かに素晴らしい名曲ですが、この曲だけでしか語られないのでは、あまりに惜しいバンド。私はブルー・ナイルやイッツ・イマテリアル、そして同系統のプリファブ・スプラウトと並んでフェイヴァリットなバンドです。
 女性メンバーのケイト・セント・ジョンが演奏するオーボエやアコーディオンといったアコースティックな楽器が全面に出ていることから(そしてブランコ・イ・ネグロというレーベルのイメージ)、アコースティックな印象が強い作品ですが、牧歌的一辺倒というわけでなくモダンな香りがするのもこのバンドの魅力です。「ムーヴィン・オン」やアメリカでシングルカットされた「ラヴ・パレード」(全米38位)みたいなちょっと切ない都会派モダン・アコースティック的な曲もまた素晴らしいできばえ。箱庭的矮小感を感じさせない、スケールの大きなアレンジも絶品です。時々無性に聴きたくなる大名盤。プロデューサーには、ピインク・フロイドのデイヴ・ギルモアも名を連ねています。
ドリーム・アカデミーはイギリス出身のユニットで、「ライフ・イン・ザ・ノーザン・タウン」も先にイギリスでヒットしました(85年に15位)。メンバーはニック・レアード=クルーズ(Guitar, Vocal)、ケイト・セント・ジョン(Oboe, Saxophon, Acordion, Vocal)、 ギルバード・ゲイブリエル(Keyboard, Bass, Vocal)の3人(ニックとギルバートは、ドリーム・アカデミーの前にThe Actというバンドを結成していたとのこと)。その後87年に『リメンブランス・デイズ』、90年に『ディファレント・カインド・オヴ・ウェザー』を発表し解散、3人はいずれもソロで活動しました。ケイトはソロアルバムをリリースする一方、ブラーのアルバムに参加したり、ロジャー・イーノとの共同名義でのアルバムも発表しています。ギルバートもカラーズ・オヴ・ラヴというグループを結成しましたが、リーダー格のニックはピンク・フロイドのアルバム『対』に参加後、自らのユニットトラッシュモンクでシーンへの復帰を果たしました。99年には日本独自企画で『サムホエア・イン・ザ・サン~ベスト・オブ・ドリーム・アカデミー』がリリースされました。



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