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THE YES ALBUM / YES [イエス]

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『サード・アルバム』イエス
  1.ユアズ・イズ・ノー・ディスグレイス
  2.クラップ
  3.スターシップ・トゥルーパー
    a.ライフ・シーカー
    b.ディシルージョン
    c.ワーム
  4.アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル
    a.ユア・ムーヴ
    b.オール・グッド・ピープル
  5.ア・ヴェンチャー
  6.パペチュアル・チェンジ

 ギターがピーター・バンクスからスティーヴ・ハウに代わった第2期イエスが発表した3枚目(71年)。アコースティックな要素を強く持ったハウの加入は、イエスがシンフォニック・ロックへの志向を強めるのに大きな役割を果たしたと言えます。「スターシップ・トゥルーパー」の宇宙空間を突き進むかのような、スペイシーでイマジネーションを刺激する音空間、「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」での強力で正確なアンサンブルは、次作への橋渡しとなった曲として特に興味深い曲です。一方でシンフォニックな大作志向の強まりは、シンセやメロトロンを使わずオルガンに固執したトニー・ケイの脱退を促したのも頷けます。ハウがアコギを独演するライヴ「クラップ」は彼の独壇場で、アコースティックな曲調の中にも火花が飛び散るような熱演である様子が伝わってきますね。イエスはやはりヨーロピアンの華麗な世界を体現するバンドです。
 一般には『こわれもの』や『危機』がイエスの最高傑作と言われています。私もそれを認めるにやぶさかではありませんが、「好き」という基準では、『こわれもの』よりもこの作品の方が上です(別にメンバーがそう言っているから、というワケではありませんよ)。おそらく私が最初に買ったイエスのアルバムが、ベスト盤『クラシック・イエス』だったからだと思います。当時の小遣いではイエスのオリジナル作品まで手が回らず、2000円という廉価(当時LP1枚は2800円もした)でしかもボーナス・シングルまでついていた『クラシック・イエス』を買ったわけです。その中でも印象に残った曲が「スターシップ・トゥルーパー」とライヴの「アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル」。特に後者は格好良く、最後にジョン・アンダーソンがメンバー紹介をし(「リチャード・ウェイクマン」「クリストファー・スクワイア」と丁寧な紹介)、それに合わせてメンバーがそれぞれの楽器をかき鳴らす箇所も大好きでした。

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