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LIVE in the HOOD / QANGO [エイジア]

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『 ライヴ・イン・ザ・フッド』 クァンゴ
1. TIME AGAIN
2. SOLE SURVIVOR
3. BITCHES CRYSTAL
4. DK SOLO
5. ALL ALONG THE WATCHTOWER
6. THE LAST ONE HOME
7. JY SOLO
8. HOEDOWN
9. FANFALE FOR THE COMMON MAN
10. HEAT OF THE MOMENT


 1990年代の後半、ジョン・ウェットンは経済的にかなり危うい状況にあり、さらに過度の飲酒が原因で体調も万全ではなかったようです。99年春、「オリジナル・エイジア再結成、そして来日!」が報じられてチケットも発売されながら流れてしまい、代わりにジョン・ウェットン・バンドが来日というドタバタ劇もありました。

 その99年秋、ウェットンがカール・パーマーと結成したユニットがQANGO(クァンゴ)。ウェットンとパーマー以外のメンバーは、デイヴ・キルミンスターとジョン・ヤング。ジョン・ヤングは再結成グリーンスレイドや一時エイジアにも参加していたキーボード・プレイヤーで、一方のデイヴ・キルミンスターは2005年にキース・エマーソンが来日した際に帯同したギタリスト。アンコールでツェッペリンの「ブラック・ドッグ」を、キース・エマーソンをバックに自らのヴォーカル付きで披露したという伝説の?人物であります。

 クァンゴはスタジオ・アルバムを残さず、ライヴ・アルバムを1枚残しただけです。収録日は2000年2月3日、場所はバーミンガム。会場の「ROBINS R'&R' CLUB 1」は比較的小さなホールのようで、歓声や拍手はかなり近いところから聞こえます。演奏された曲目は、エイジア、ELPの曲ですが、ボブ・ディランのカヴァー「見張り塔からずっと」をアコースティック風アレンジで演奏しているのが興味深いところ。

 特筆すべきはギターのデイヴ・キルミンスター。ギターで演奏する「ホウダウン」の演奏はアグレッシヴで聞き物です。なおオフィシャルには収録されていませんが、エイジアの「ONLY TIME WILL TELL」や「DON'T CRY」なども演奏されており、『QUANGO』(HIGHLAND HL459/460)で聞くことができます。オフィシャル盤中で惜しむらくはキルミンスターの叙情的なアコースティック・ギター・ソロの編集で、もともと4分あったものが2分にカットされ、「プロムナード(展覧会の絵)」(ELP)~「ブック・オブ・サタデー」(キング・クリムゾン)に続いて演奏された、「チューブラー・ベルズ」(マイク・オールドフィールド)のパートがそっくりカットされています(>_<)。

 この『ライヴ・イン・ザ・フッド』、2007年に紙ジャケ盤が出たと思ったら、翌2008年にはSHM-CD盤がリリースされました。SHM-CD盤は紙ジャケ仕様ではないですが、値段は2800円で、紙ジャケ盤より300円高い。SHM-CD盤の番号はGQCP-59004なので、オークションなどで購入する場合は注意すべし。

デイヴ・キルミンスターのオフィシャル・サイト http://www.davekilminster.com/
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