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KINKS / THE KINKS [キンクス]

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 『キンクス +12』
1. ビューティフル・デライラ
2. ソー・ミスティファイング
3. ジャスト・キャント・ゴー・トゥ・スリープ
4. ロング・トール・ショーティ
5. アイ・トゥック・マイ・ベイビー・ホーム
6. アイム・ア・ラヴァー・ノット・ア・ファイター
7. ユー・リアリー・ガット・ミー
8. キャデラック
9. ボールド・ヘデッド・ウーマン
10. リヴェンジ
11. トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス
12. ドライヴィング・オン・ボールド・マウンテン
13. ストップ・ユア・ソビング
14. ガット・ラヴ・イフ・ユー・ウォント・イット
  (ボーナス・トラック)
15. ロング・トール・サリー
16. ユー・スティル・ウォント・ミー
17. ユー・ドゥー・サムシング・トゥ・ミー
18. それでいいのさ
19. オール・オブ・ザ・ナイト
20. アイ・ガッタ・ムーヴ
21. ルイ・ルイ
22. アイ・ガッタ・ゴー・ナウ
23. シングス・アー・ゲッティング・ベター
24. アイヴ・ガット・ザット・フィーリング
25. トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス
26. アイ・ドント・ニード・ユー・エニー・モア



 名曲「ユー・リアリー・ガット・ミー」を含む、キンクスの1stアルバム。プロデューサーは、この翌年にリリースされるザ・フーの『マイ・ジェネレイション』を手がけたシェル・タルミーです。

 オープニングはチャック・ベリーのカヴァー(ヴォーカルはレイ・デイヴィスではなく、弟のデイヴです)で、ボ・ディドリーの曲も取り上げてる(クレジットは本名のエラス・マクダニエルになっている)けど、R&B色をあまり強く感じないのが面白いところ。ギター中心のソリッドな演奏、スマートなコーラスワーク、カヴァー曲より自作曲のよさ、といった点でロンドン出身だけど、リヴァプールサウンド(マージー・ビート)に近い感じです。

 ザ・フーの「アイ・キャント・エクスプレイン」に影響を与えた「ユー・リアリー・ガット・ミー 」と、プリテンダーズがデビュー・シングルでカヴァーした「ストップ・ユア・ソビング」(プロデュースはニック・ロウ)の2曲がやはり素晴らしい出来。「ユー・リアリー・ガット・ミー」でのギター・ソロはジミー・ペイジだという説はいまも根強いですが、ジミー・ペイジ本人が否定しています。もっとも、ピアノを弾いているジョン・ロード(ディープ・パープル)は、「ソロはジミーだ」と言ってるようですが。「ボールド・ヘデッド・ウーマン」で12弦ギターを弾いているのはジミー・ペイジ、・オルガンはジョン・ロードというのは正しいとみていいでしょう。ちなみにこの「ボールド・ヘデッド・ウーマン」はザ・フーも取り上げていて、『マイ・ジェネレイション』の現行盤にボーナス・トラックとして収録されています。聞き比べるのも一興。プロデューサー同じくシェル・タルミーですからね。

 以前出ていたCDは、2nd『カインダ・キンクス』との2in1でしたが、現行は12曲のボーナス・トラック入り。ヒットしなかった最初の2枚のシングルは意図的にアルバムからはずしてあっったのかもしれませんが、これだけのボーナス・トラックは、やはりうれしいものです。その中では、何と言っても「オール・オブ・ザ・ナイト 」。「ユー・リアリー・ガット・ミー」に続く彼らの4枚目のシングルで、ドアーズの「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」の元ネタ曲。歪んだギターによるリフなど、構成やリズムは「ユー・リアリー・ガット・ミー」とほぼ同じ。シンプルながら強烈なインパクトをもつナンバーです。その他、全然ヒットしなかった1stシングル「ロング・トール・サリー 」。いうまでもなくビートルズもカヴァーしている名曲ですが、これも実は今聴くといい感じ。ハープがカッコいい。

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