I JUST CAN'T STOP IT / THE BEAT [ザ・ビート(イングリッシュ・ビート)]
1. Mirror In The Bathroom
2. Hands Off...She's Mine
3. Two Swords
4. Twist & Crawl
5. Rough Rider
6. Click Click
7. Big Shot
8. Whine & Grine / Stand Down Margaret
9. Noise In This World
10. Can't Get Used To Losing You
11. Best Friend
12. Jackpot
先日(2017年5月3日)、サックス奏者のSaxaが亡くなったというニュースを目にした。彼の名前を初めて意識したのは、『ミュージック・マガジン』1985年11月号に掲載されているジェネラル・パブリック来日の記事の中にあった、「風変わりなサックス吹き」という見出し。当時の表記は「サクザ」となっている。ミュージック・マガジン増刊『パンク・ロック・スピリット』では、ザ・ビートのこのアルバムの項目に「ジャマイカ人のサックス奏者サクサがサウンドの要」という記述があり、あの記事のサックス奏者だなと思い出した。 http://amass.jp/88263/
2トーン/スカ全盛期の頃はクールなスペシャルズの方が好きだったが(シマあつこさんの「8ビートギャグ」~今は亡き『音楽専科』に連載されていた~での「割れたレコードの前で笑うテリー・ホール」を思い出す!)、その後ファイン・ヤング・カニバルズとジェネラル・パブリックから遡ってザ・ビートを聴き、けっこう好きなバンドの一つとなった。ちなみにこのザ・ビート、アメリカにも同名のバンドがいたため、当時アメリカでは「The English Beat」、オーストラリアでは「The British Beat」と表記されていた。
この1stアルバムはポップでいい曲が並んでおり、明るい感じは耳当たりもよい。「恋のスカ・ダンス」の邦題でヒットした「Hands Off...She's Mine」や、メロディアスな「Can't Get Used To Losing You」などがキラー・チューン。全編でザクサのサックスがイイ感じで流れている。この「流れてくる」という感じが実に絶妙。
デビュー曲はスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの「涙のクラウン」で、このあたりの選曲にも割と広く受け入れられる要素が感じられる。「涙のクラウン」はオリジナル・アルバムには未収録だが、現行の2枚組デラックス・エディションには収録されている。
Hands Off... She's Mine
Mirror In The Bathroom
Mirror In The Bathroom (Top Of The Pops)
I Cant Get Used To Losing You
Tears Of A Clown
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