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1969年3月14日のLED ZEPPELIN [レッド・ツェッペリン]

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 『MISSING LINK』(TDOLZ 81)
   1. I Can't Quit You
   2. I Gotta Move
   3. Dazed And Confused
   4. How Many More Times

 この日からスカンジナビアン・ツアーの開始。ツアー初日はスウェーデンの首都ストックホルムでの公演。『コンサート・ファイル』によればラジオ放送されたとのことで、高音質の音源が残されている。同書によると1曲目は「トレイン・ケプト・ア・ローリン」で、以下「アイ・ガッタ・ムーヴ」「君から離れられない」「幻惑されて」「ホワイト・サマー」「ハウ・メニー・モア・タイムズ」の順とされている。しかし「君から離れられない」の後にプラントがMCで「ありがとう、グッド・イヴニング、レッド・ツェッペリンです。今日はアトランティックからリリースされた僕らのアルバム『レッド・ツェッペリン』、君たちも聴いてくれたと期待しているんだけど、このアルバムから2、3曲演奏するから」と挨拶をしている。編集の形跡はあまり感じられないんだけど、1曲目の「トレイン・ケプト・ア・ローリン」をカットして、3曲目の「君から離れられない」を1曲目後のMCの前に持ってきたということかな?日本語版『コンサート・ファイル』では「アイ・ガッタ・ムーヴ」の途中で弦が切れたととれる記述になっているけど、プラントはこの曲の前のMCで「ジミーのギターの弦が切れたので、直すまで「アイ・ガッタ・ムーヴ」を演ろう」と言っているようだ。「ハウ・メニー・モア・タイムス」のギター・リフは69年でよく聞かれるミスっぽいピッキングではなく、そのまま流している。
 参考にしたのはTDOLZの『MISSING LINK』。音のよさから考えて、「マスター落とし」という表記に偽りはなさそう。ただし「ハウ・メニー・モア・タイムズ」は2分少々しか収録されておらず、尻切れ状態である。

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