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BIG HITS (High Tide and Green Grass) / THE ROLLING STONES [ローリング・ストーンズ]

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 『ビッグ・ヒッツ(ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)』 (P33L25016)
    1. マザー・イン・シャドウ(1966.9、UK5位、US9位)
    2. 黒くぬれ!(1966.5、UK・USともに1位)
    3. イッツ・オール・オーヴァー・ナウ(1964.6、UK1位、US26位)
    4. ザ・ラスト・タイム(1965.2、UK1位、US9位)
    5. ハート・オブ・ストーン(1964.12、US19位)
    6. ノット・フェイド・アウェイ(1964.2、UK3位、US48位)
    7. カム・オン(1963.5、UK21位)
    8. サティスファクション(1965.9、UK・USともに1位)
    9. 一人ぼっちの世界(1965.10、UK・USともに1位)
   10. アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(1965.12、US6位)
   11. 19回目の神経衰弱(1966.2、UK・USともに2位)
   12. レディ・ジェーン(1966.6、US24位)
   13. タイム・イズ・オン・マイ・サイド
   14. リトル・レッド・ルースター(1964.11、UK1位)
 ※UKは『Music Week』、USは『Billbord』での最高位。


  中学生の頃、僕が初めて買ったストーンズのアルバムは、『ギミー・シェルター』だった。確かポリスが『白いレガッタ』と「孤独のメッセージ」をヒットさせていたころだったと思う。『ギミー・シェルター』は映画のサントラという形でリリースされた編集盤で、片面がライヴ、片面がスタジオ録音だった。「サティスファクション」のライヴ・ヴァージョンが収録されているということで買ったものだが、当時キングがムーディー・ブルースとともにロンドンレーベル契約切れ前の廉価キャンペーン中で1500円で買ったのを覚えている。
 最初に買ったアルバムがベスト盤的性格を持つ作品だったからというわけでもないだろうが、僕はストーンズに関しては結構ベスト盤を購入することが多い。ベスト盤というと、「初心者向け」「安易な企画」「契約あわせ」「本当のファンなら一枚ずつ買うのが当然」などのイメージがあるためにあまり重要視されないのが常である。が、ストーンズほどベスト盤が似合うアーティストはあまりいないのではないか(強いてあげればボウイくらいか)。まず活動期間が極めて長い。63年のデビューからいまだに現役というのだから、その活動を辿るのは容易いことではない。その意味でベスト盤は重宝する。
 ストーンズの魅力はその曲のよさにある。覚えやすいメロディーとロックが持つ根元的なカッコよさを兼ね備えた彼らの作品は、ヒット曲をならべて聴き通すことでグループとしての息の長さの背景が見えてくるような気がする。つまりR&Bを基調としたブラック・ミュージックを下地にした不易の部分と、時代に合わせた新しい要素をとりいれていく流行の部分、この二つがうまくブレンドされている点だ。「黒くぬれ」のシタール、「サティスファクション」のファズ・ギターなどは流行の部分の例だろう。ロック・ナンバーからバラードまで、ジャガー=リチャードのソングライターとしての才能も見逃せない。「彼氏になりたい」程度のイマイチの曲になるなら、わざわざライバルに曲作りを依頼する必要はなかった。ここでの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」は、イントロがギターで始まるヴァージョン(1964年11月のアメリカにおけるチェス・セッションでの収録)が収録されている。
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