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O. K. KEN? / CHICKEN SHACK [ブルース・ロック系]

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『O.K.ケン?』チキン・シャック

1. ベイビーズ・ゴット・ミー・クライング
2. ザ・ライト・ウェイ・イズ・マイ・ウェイ
3. ゲット・ライク・ユー・ユースト・トゥ・ビー
4. ポニー・アンド・トラップ
5. テル・ミー
6. ア・ウーマン・イズ・ザ・ブルース
7. アイ・ワナ・シー・マイ・ベイビー
8. レミントン・ライド
9. フィッシング・イン・ユア・リヴァー
10. ミーン・オールド・ワールド
11. スウィート・シックスティーン


フリートウッド・マック、サヴォイ・ブラウンとともに、イギリスの3大ブルース・バンドと称されるチキン・シャックの2ndアルバム(69年)。チキン・シャックの最高傑作といっていい作品です。
チキン・シャックはスタン・ウェブを中心に結成され、68年に『40ブルー・フィンガーズ』でCBS傘下のブルー・ホライズンからデビュー、メンバーにはのちにフリートウッド・マックに加入するクリスティン・マクヴィー(リキン・シャック時代はクリスティン・パーフェクト)が在籍していたことでも有名です。ちなみにプロデューサーのマイク・ヴァーノンはブルー・ホライズンの設立者で、同レーベル設立前には、エリック・クラプトン在籍時のジョン・メイオールのブルース・ブレイカーズ、設立後はフリートウッド・マックやサヴォイ・ブラウンも世に送り出しています。このころの英ブルース・ロック・シーンでは、最重要人物の一人です。なお、スタン・ウェブはサヴォイ・ブラウン、クリスティンはフリートウッド・マックのメンバーとなります(『恋のハート・ビート』のPVから、チキン・シャック時代の彼女は想像できませんね)。

このアルバムの魅力は、肩の力を抜いた明るい演奏と時代のエネルギーを的確に伝えてくれる点にあります。曲間にはいっているウェブ本人による、おどけた曲の紹介とそれに応える笑い声や拍手(これにはジョン・ピールも参加しているらしい)は、アルバム全体のリラックスした雰囲気をさらに盛り上げます。曲の大半はオリジナルですが、ブルースをいかにうまく演奏するかというチャレンジ精神にあふれた頃の英ロック・シーンの鼓動と息づかいとが伝わってくる好作品です。
このアルバム後クリスティンが脱退し、またバンドも勢いを失っていきました。時代は、レッド・ツェッペリンのように「ブルースを下敷きにして、自分たちのロックをカッコよく演奏していく」グループを求めるようになっていきます。

現行盤は4曲のボーナス・トラック入りで、ジャケットのデザインが異なります(現行盤がオリジナルらしい)。

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