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EMERSON, LAKE & POWELL [エマーソン、レイク&パウエル]

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 エマーソン、レイク&パウエル (UICY-9126)
   1. ザ・スコアー
   2. ラーニング・トゥ・フライ
   3. ザ・ミラクル
   4. タッチ・アンド・ゴー
   5. ラヴ・ブラインド
   6. ステップ・アサイド
   7. レイ・ダウン・ユア・ガンズ
   8. 火星-戦争をもたらすもの
   9. ロコモーション
  10. ヴェイカント・ポゼッション

 カール・パーマーがエイジアに在籍していたため、キース・エマーソンとグレッグ・レイクがコージー・パウエルをドラマーに迎えて制作した作品(86 年)。ちなみに83年にはグレッグ・レイクがエイジアに一時参加したりしてます(翌84年には脱退)。一方エイジアは『アストラ』というサード・アルバムを85年にリリースしていますが、評判は芳しくありませんでした。カールが「ELパウエルはELPと名乗るな」とクレームをつけたのは、その苛立ちのせいかも。
 コージー・パウエル(98年に自動車事故で死亡)は、ジェフ・ベック・グループを始め、リッチー・ブラックモアのレインボー、マイケル・シェンカー・グループ、ホワイトスネイク、ブラック・サバスなどハード・ロック系の大物バンドを中心に華々しいキャリアを持つ名ドラマーでした。彼の加入はセールス的にはともかく音楽的には大成功です。ロック調の曲が多いのもその理由でしょうが、手数が多いだけのカール・パーマーよりもタイトでパワフルなコージーのドラミングはフィットしています。「庶民のファンファーレ」のような高揚感をもった壮大な1(全日本プロレスのテーマ)を始め、伸びやかな2,再結成したELパーマーでも演奏されていた4、グレック・レイクの叙情性がよく出ている7など、いい曲が多いです。ホルストの組曲『惑星』からとられた8は、バスドラを多用するコージーの持ち味がよく出ている選曲。グレッグ・レイクの声も往年通り伸びやかです。9と10はボーナス・トラックで、それぞれ4と7のB面曲。
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