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THE DAUGHTER OF TIME / COLOSSEUM [コラシアム]

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コラシアム『ドーター・オブ・タイム』
 1. Three Score And Ten,Amen
 2. Time Lament
 3. Take Me Back To Doomsday
 4. The Daughter Of Time
 5. Theme For An Imaginary Western
 6. Bring Out Your Dead
 7. Downhill And Shadows
 8. The Time Machine

 コラシアムの3枚目(70年)。ヨーロッパの歴史好きな人には有名な推理小説に同名タイトルの作品『時の娘』(ハヤカワ文庫に邦訳あり)っていうのがあるけど、英語では有名な成句なんですかね。

 メンバー交替の過渡期にあたってるため、ヴォーカルとベースが一定していません。イントロのピアノが印象的な「テイク・ミー・バック・トゥ・ドゥームズデイ」(ゲスト・プレイヤーのバーバラ・トンプソンのフルートと、ディック・ヘクトール=スミスのサックスの絡みもイイ感じ)のヴォーカルのみは、新加入のギタリスト、デイヴ・クレムソン。私的にはクリス・ファーロウよりもクレムソンの方が好みかな。クリス・ファーロウの、こめかみに浮かんだ血管がブチ切れそうな熱気溢れるヴォーカルは少し私のストライク・ゾーンからは外れている。ベースは1・5・7がトニー・リーヴスに代わって加入したマーク・クラーク、2・3・4・5がルネッサンスに在籍していたルイス・センナモ。

 「タイム・ラメント」におけるインプロヴィゼイションの応酬は圧巻。アグレッシヴなオルガンとブルージーなサックス、それに絡むオーケストレーションを支えるタイトなリズム・セクションのバトルはコラシアムならではのスケール感。クレムソン&グリーンスレイド作のインスト、「ブリング・アウト・ユア・デッド」はグリーンスレイドのオルガンを大々的にフューチャーしたインスト。ナイス時代のキース・エマーソンにも匹敵するかのようなファンキーさ。ツェッペリンの「ユー・シュック・ミー」に似た感じのブルージーな「ダウンヒル・アンド・シャドウズ」ではクレムソンのギターがカッコいい。圧巻はラストのライヴ「ザ・タイム・マシーン」におけるハイズマンの破壊的なドラミング。ボンゾほど重くはないですが、スピィーディーさ、鋭さは群を抜いています。
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