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FROM GENESIS TO REVELATION / GENESIS [ジェネシス]

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   『創世記』ジェネシス(TECW-20062)
     1.なみだが蜜に変わるとき
     2.天地創造は今
     3.暖炉のそばで
     4.エデンの蛇
     5.僕はいけないことを?
     6.荒野に呼ばれる声
     7.孤独の征服者
     8.私一人の自由
     9.その日のために夢を持とう
     10.心の窓に見えるものは
     11.ここは中途半端
     12.死せる太陽
     13.安息の地
     14.死せる太陽(シングル・ヴァージョン)
     15.孤独の影
     16.冬の物語
     17.片眼の猟犬

 ジェネシスが69年にリリースしたデビュー・アルバムで、デッカに残した唯一のアルバム。ガブリエル以外のメンバーは、トニー・バンクス(k)、アンソニー・フィリップス(g))、マイク・ラザフォード(b)、ジョン・シルヴァー(d)の5人ですが、内ジャケの写真(ただし向かって右端は前のドラマーであるクリス・ステュワート)をみると皆若い!メンバーは全員同級生で、1950または51年の生まれだからリリース当時は19ないし18歳ということになるから当たり前と言えば当たり前。
 この作品は彼らの作品の中ではどうも評価が低いように思われます。実質的なデビュー作はカリスマからリリースされる次作『トレスパス』である、と。その理由としてはプロデューサーのジョナサン・キング(学校の先輩)による過剰なまでのストリングスとエコー処理、そして後のプログレ・バンドとしてのサウンドとはあまりにもかけ離れた耳あたりのよいフォーク・ロックのサウンド、キーボードはピアノとオルガンだけ、といった点があげられるでしょう。
 確かにジェネシスの作品としては物足りない作品でしょうが、それは現在から過去を振り返るという圧倒的に有利な立場から見たときの話。のちの活躍をおいといて、このアルバム単独で聴いてみると、そう悪い作品でもないでしょう。アレンジが全曲同じような感じなので、確かに凡庸な印象を与えてしまいますが、メロディーの良さは素晴らしいものがあります。美しく、心安らぐ癒しの音楽です。そしてガブリエルの18歳とは思えない表情豊かなヴォーカル。というよりも、バックの演奏があまり目立たないこのアルバムは、彼のヴォーカルがすべてと言っていいような気がします。14~17はアルバム以前にリリースされた2枚のシングルのA面B面曲。インパクトには欠けますが(ヒットしなかったのも当たり前?)、15はR&B調で、ジェネシスとして意外な感じです。
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