SSブログ

SPLEEN AND IDEAL / DEAD CAN DANCE [デッド・カン・ダンス]

DSCF3243.jpg


憂鬱と理想 / デッド・カン・ダンス
  01. 深き淵より我呼びかけたり
    De Profundis (Out of the Depth of Sorrow)
  02. 高翔 / Ascesion
  03. 驕慢の罰 / Circumradiant Dawn
  04. 枢要の罰 /  The Cardinal Sin
  05. 催眠 / Mesmerism
  06. 絶対の謎 / Enigma of the Absolute
  07. 出現 / Advent
  08. 化身 / Avatar
  09. 生ける者への提言 / Indoctrination(A Design for Living)
 
 ブレンダンとリサの二人となった2ndアルバム(86年)。共同プロデューサー としてジョン・リヴァース(アイレス・イン・ギャザ、フェルトなどのチェリー・レッドの アーティストやラヴ・アンド・ロケッツなどを手がけた)がクレジットされている。

 DCDはアルバムごとに大きく印象が異なるバンドであるが(なので私が最もよく聴くのはベスト盤『時間軸の旅』)、この2枚目と5作目『エイオン』が好きだ。ロック的な躍動感は後退する一方で、ヨーロッパ中世、ゴシック、呪術的、エスニック....といったDCDの音楽から連想される要素のすべてが出そろい、オリジナリティと完成度が一気に高まった作品。ブレンダン(彼の風貌はルイ14世の宰相マザランを思い出させる)のヴォーカルも深みがあってよい感じである。中でも「絶対の謎 / Enigma of the Absolute」は、暗い大聖堂の闇の中をステンドグラスから差す一筋の光を頼りに(ジェダイの騎士のようなフード付きコートを着て)逍遥するかのようで、私の中ではDCDの曲の中で五本の指にはいる作品。



 廃墟を用いたジャケットも印象的で、作品のイメージとよくマッチしている。今にも崩れ落ちそうな建物。たどり着くのは難しそうだ。背を向けた女性が掲げる☆は所々欠けている。アート・ ディレクションはブレンダンがクレジットされており、23エンヴェロープではない。

 クレジットされているゲスト・プレイヤー のうちマーティン・マクガーリック(チェロ)はマーク・アーモンドのバック・バンド、ウィリング・ シナーズの元メンバーで、後にスージー&ザ・バンシーズにも参加していたが、ディス・モータル・コイルにも参加していた人物でもある。

nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 1

RW

今年もお世話になりました!2017年もあと1週間になっちゃいましたね~!やばい、年賀状書き・大掃除など年末のお仕事しなきゃ~!(苦笑)
(PS)今年最後の洋楽記事(エルトンジョン)を公開いたしました~。小生もついに還暦となってしまったので初期名曲「60才のとき」です。

by RW (2017-12-24 07:42) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

BELLS, BOOTS & SHAMB..SYSTEMS OF ROMANCE /.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。