1974年3月26日の EMERSON, LAKE & PALMER [エマーソン、レイク&パーマー]
Benny The Bouncer / Emerson Lake & Palmer (HIGHLAND HL118/119#EL4)
DISC 1
01. Hoedown
02. Jerusalem
03. Toccata
04. Tarkus
05. Benny The Bouncer
06. Jeremy Bender / The Sheriff
07. Take A Pebble
08. Still...You Turn Me On
09. Lucky Man
DISC 2
01. Piano Improvisations
02. Take A Pebble (Conclusion)
03. Karn Evil 9 (1st Impression)
04. Karn Evil 9 (2nd Impression)
05. Karn Evil 9 (3rd Impression)
この日はアメリカはカンザス州ウィチタ公演。前年の11月からスタートしたUSツアーも終盤であり、あとは2日後28日のロサンゼルス公演を残すのみ。4月にはいって有名な「カリフォルニア・ジャム」に出演しているものの、これはまぁオマケと言ってもよかろう。「恐怖の頭脳改革」リリース直後の、バンドとしてのピークを迎えた時期だけに素晴らしい演奏である。特に「タルカス」終盤のキースを中心としたインプロヴィゼイションの嵐は圧巻。ボックス『マンティコア・ヴォルツVol/2』に「Waiting For The Corduroy Purpose」というタイトルで収録され、オフィシャルでリリースされたのも頷ける。
特筆すべきは、ライヴではほとんど演奏されたことがない「Benny The Bouncer」が収録されていることである。タイトルにもなり、裏ジャケにはわざわざ赤い字で印刷されている。ダンスホールの用心棒から天国への入り口(聖ペテロの門St. Peter's Gate)の門番となったベニー。ジャズ・ミュージシャンのベニー・カーターとシドニー・ベシエのことか??お遊びめいた不思議な歌詞である。また「Jeremy Bender 」のちょっと力を抜いてリラックスした雰囲気も心地よく、「Still...You Turn Me On」から「Lucky Man」への流れもよい。音質も聞きやすいオーディエンスで、オフィシャル『レディース&ジェントルメン以上の白熱演奏とも相まって十分楽しめるアイテムだ。1曲目の「ホウダウン」がカットインなのが惜しい。
お久しぶりです!しばらく更新がないのでブログをやめちゃったのかと心配しておりましたが御来訪があってちょっと安心しました!キース・エマーソン(元ナイス)の類稀なシンセサイザーのキーボードテクニックと狂気的なパフォーマンス、グレッグ・レイク(キングクリムゾン→EL&P→エイジア)の叙情溢れる低音ボーカル、カール・パーマー(元アトミックルースター、当時は20歳前後で愛苦しい程の美少年)のパワフルで凄まじいドラムテクニック。まさに黄金の3人組でしたね。2年前にエマーソンとレイクが相次いで亡くなって本当にショックでした。
by ローリングウエスト (2018-06-18 20:29)
いやぁ、酷いときは一年以上更新しなかったこともあります(笑)
ELPはプログレでもロック寄りなので、ツェッペリンとELP両方とも好きだという人が意外にも多いようです。
by zep (2018-06-23 13:29)