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BFG / B・F・G [ネオ・サイケ系]

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 マンチェスター出身のBFGはマイク・シミィ(ドラム)を中心とするバンドで、ニュー・オーダーのピーター・フックに見出された。バンド表記は、「B·F·G」「BFG」「B.F.G」など様々で、「Biosteel Fueled Grindcore」の略だという説があるが、バンドは今も昔もインタビューなどマスコミへの出演を行わないので詳細は不明である。オフィシャル・サイトのバイオグラフィーによれば、初期のメンバーにはカメレオンズのギタリストもいたらしい。1986年にシングル「Paris」でデビューし、翌年に2枚目のシングル「Western Sky」をリリースしているが、この2枚のシングルは、ヴォーカルの声質からバックの演奏まで完全にジョイ・ディヴィジョンのコピーである。知らない人が聴いたら、「JDの未発表曲?」と思うかもしれない(つまり、出来はとてもいい)。ところがヴォーカルが交代してリリースされた3枚目のシングル「The Higher E.P.」(87年)のタイトル・ナンバー「Higher Than Heaven」は、疾走感あふれるギターが炸裂する突き抜けた明るいサウンドに変化。ドライヴ感溢れるベースもいい感じで、「ギター・ポップ寄りのネオ・サイケ」とでも言える大名曲に大化けした。これら3枚のシングルはすべて『Compilation 1986/89』に収録されているが、収録されている曲は86年から88年までののレコーディング&リリースなのに、なぜタイトルは「86/89」?

『Compilation 1986/89』
  01.Amelia
  02. Paris
  03. Western Sky
  04. Murder
  05. Fall
  06. Higher Than Heaven
  07. No Two Things
  08. Firefly
  09. Back To Front



BFG - Amelia LIVE



BFG - Western Sky



BFG - Higher Than Heaven

 ファースト・アルバム『Fathoms』(88年)リリース後にB.J.ウィリアムスがヴォーカルに復帰し、セカンドアルバム『Blue』(89年)はジョイ・ディヴィジョン風の暗黒ダーク・サイケに戻ってしまった。現在もB.J.ウィリアムスとマイク・シミィを中心に活動しているようだが、「Higher Than Heaven」はスティーブ・クレイグのヴォーカルの方がずっといい。



BFG - Higher Than Heaven Is


BFGの作品はすべてマンチェスターのインディーレーベルAttica Recordsからリリースされているが、Discogsのレーベルインフォを見る限り、BFGが自分たちの作品をリリースするために設立したレーベルだと思われる。BFGの曲の多くは、Attica Recordsのサイトで試聴可能。 https://www.songtradr.com/attica.records

 BFGのオフィシャル・サイト http://www.bfgcontrol.com/
 BFGのフェイスブック https://www.facebook.com/BFGcontrol/


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