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A SAUCEFUL OF SECRETS / PINK FLOYD [ピンク・フロイド]

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 『神秘』ピンク・フロイド
  1.光を求めて
  2.追想
  3.太陽讃歌
  4.コーポラル・クレッグ
  5.神秘
  6.シーソー
  7.ジャグバンド・ブルース

 1968年リリースのセカンド・アルバム。このアルバムがイギリスで発売されたのは1968年6月29日。先日この世を去ったシド・バレットは、この年の3月2日に、正式に脱退したことになっています。デヴィッド・ギルモアは68年の初頭からバンドに参加しており、ピンク・フロイドは一時的に5人編成で活動した時期もあります。マイルズ(アルバ・フォーラム訳)『ピンク・フロイド』やボックス『シャイン・オン』付属の解説には、5人メンバーの写真が掲載されていました。
 全7曲中、3曲はシド、残り4曲がデイヴによるレコーディング(5人でスタジオにはいることはなかったらしいです)。前作の延長線上にあるような気もしますが、オープニング・ナンバー「光を求めて」のギターや、ライヴでの重要なレパートリーとなる「太陽賛歌」とアルバムではB面のトップにあたる「神秘」で感じられる、意識を遠くへと運んでいくような、催眠と覚醒が交錯する浮遊感はフロイドそのものの世界。でも僕が一番好きな曲は、牧歌的な雰囲気が感じられる「シーソー」かな。
 ちなみに2は前作のアウト・テイク(とはいえ、僕には『夜明けの口笛吹き』に収録されている他の曲よりも、ずっと良い曲だと思える)で、ラスト・ナンバーはシングル曲として67年にレコーディングされていた曲。
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