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THE THOUGHTS OF EMERLIST DAVJACK / THE NICE  [ザ・ナイス]

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『ナイスの思想』ザ・ナイス
   1. フラワー・キング・オブ・フライズ
   2. ナイスの思想
   3. ボニー・K
   4. ロンド
   5. 戦争と平和
   6. じれったいマギー
   7. 夜明け
   8. ユージンの叫び
   9. アメリカ

 ナイスは、ELP結成前のキース・エマーソンが結成していたバンドで、キース以外のメンバーは、リー・ジャクソン(b,g,v)、ブライアン・デイヴィソン(ds)、そしてデヴィッド・オリスト(g)。私の中学生時代、ナイスのアルバムは軒並み廃盤で、唯一中古盤で入手したのが『オータム'67・アンド・スプリング'68』というカリスマ原盤の編集盤。キングのユーロ・ロック・コレクション・シーリズで有名?な、たかみひろし氏が解説を担当、しっかり勉強させてもらいました。
 『ナイスの思想』は68年のリリース。たかみ氏が「エマーリスト・ダブジャックとはナイスのこと」と書いてましたが、当時の私にはなぜなのか理解できませんでした(笑)。サイケな世相を反映して、ジャケットの字体のみならず、全体的な雰囲気は多分にサイケがかっています(オープニング・ナンバーなんて、タイトルからサイケ!)が、曲調自体はバラエティに富んでいます。このアルバムのリリース後、デイヴ・オリストは脱退しますが、彼のプレイはこの作品では重要です。彼のギターとキースのキーボードとの「どちらが目立つか」というせめぎあいも、この作品を名作たらしめている大きな要素だと思います。それはバーンスタインの「アメリカ」を聴けばよく分かるでしょう。
 再結成ELPが90年代に行った2度のツアーでも、「アメリカ」「ロンド」は「庶民のファンファーレ」の中で常に演奏されてきました。その2曲を含んでいるという点でも重要な作品。私が持っているテイチク盤では「アメリカ」1曲だけですが、現行CDには67年11月にリリースされた1stシングル「ナイスの思想」のシングル・ヴァージョンとそのB面「アズラエル」、68年6月にリリースされた2ndシングル「アメリカ」、「アメリカ」のUSシングル・エディット、B面「ダイヤモンド・ハード・ブルー・アップルズ・オブ・ザ・ムーン」(これがいいんだなぁ)の5曲がボーナス・トラックとして収録されています。
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