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THE NICE ALL THE BEST / THE NICE [ザ・ナイス]

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    1. THE THOUGHTS OF EMERLIST DAVJACK
    2. AZRIAL (ANGEL OF DEATH)
    3. AMERICA
    4. THE DIAMOND HARD BLUE APPLE OF THE MOON
    5. BRANDENBURGER
    6. HAPPY FREUDS
    7. HANG ON TO A DREAM
    8. DIARY OF AN EMPTY DAY
    9. AMERICA (US-SINGLE EDIT)
   10. FLOWER KING OF FLIES
   11. LITTLE ARABELLA
   12. INTERMEZZO FROM THE KARELIA SUITE
   13. AZRAEL REVISITED
   14. ROND '69
   15. SHE BELONGS TO ME

 私は『Autumn '67 and Spring '68』のB面トップの曲「ダイヤモンド・ハード・ブルー・アップル・オヴ・ザ・ムーン」が大好きでした。が、この曲長らくCD化されなかったのです。私がようやくCDで入手したのは99年にリリースされた『ALL THE BEST』という編集盤。実はそれ以前にもCD化されたようなのですが、私が知ったのは今は亡き「元祖ELP堂本舗」の掲示板で質問して、教えていただいてからでした。このベスト盤はイミディエイトからリリースされた4枚のシングル(但し7と8のカップリングはドイツのみのシングル)のAB両面が収められているうえに、「アメリカ」のUSシングル・ヴァージョンもはいっていて、かなり重宝しました。今では『HERE COME THE NICE』という3枚組のボックス(未発表ライヴや別ヴァージョンなど初CD化が10曲以上!)でイミディエイト時代の曲はすべて聴くことができます。
 ところでナイスに関して言うと、少し過小評価されているのではないですかね?つまりツェッペリンに対するヤードバーズと同じく(「ヴォーカルが弱い」「他の非才なメンバーが天才についてゆけなかった」等々)、後からでたバンドがあまりに偉大だったゆえ、その前段階が相対的に小さく見えてしまうということです(確かに御大は『ストレンジ・デイズ』No.66のインタビューで「ELPはナイスの延長上だった」と言ってますが、これは多分にナイスを再結成したことから、旧ナイスのメンバーに対するリップ・サービスではないでしょうか?)。ELPとナイスの音楽性が違うのは、特にナイスの初期とELPを比べれば明白なことでしょう。ナイスの中期以降はクラシック的要素が強くなり、確かにELPに近い雰囲気を感じます。でも『ナイスの思想』におけるオルガン&ギター中心のサイケでモダンな音づくりは、決してELPのプロトタイプという文脈だけは語れないような気がします。その意味では、デヴィッド・オリストが果たした役割ってのは大きかったのではないでしょうか?
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