TUDOR LODGE / TUDOR LODGE [英国フォーク三種の神器]
『チューダー・ロッジ』
1.帰り来る日々
2.本当の話
3.回想
4.後戻り
5.自己発見
6.誰も聞いていない
7.柳の木
8.森
9.或る男
10.ザ・レイディ・イズ・チェンジング・ホーム
11.マドリーン
12.キュー植物園
チューダー・ロッジの1st(71年)。メロウ・キャンドルとともに語られることが多いバンドですが、その印象は大きく異なります。メロウ・キャンドルがヨーロッパ的な雰囲気が強いのに対し、チューダー・ロッジにはアメリカのウェスト・コーストあたりの音楽に近い雰囲気を感じます。フォーク系という点は共通していますが、トラッド寄りか否かという点で違うように感じます。「帰り来る日々」などで、2人の男性メンバーも加わったコーラス・ワークを聞いていると、編成も同じPPMに近い感じがします。ヴォーカルのアン・スチュワート(カーヴド・エアの『ファンタズマゴリア』でフルートも吹いている)がアメリカ出身であることもあるのかもしれません。ペンタングルのダニー・トンプソン(b)とテリー・コックス(d)も参加しているので、トラッド/フォーク系として語られることが多かったのでしょう。80年代のヴァージニア・アストレイに通じる英国庭園バンドという見方も出来ますが、ベクトルは違うような気がします。
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