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THOSE WHO ARE ABOUT TO DIE SALUTE YOU / COLOSSEUM [コラシアム]

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  コラシアム『コラシアム・ファースト』
  1. Walking In The Park
  2. Plenty Hard Luck
  3. Mandarin
  4. Debut
  5. Beware The Ides Of March
  6. The Road She Walked Before
  7. Backwater Blues
  8. Those About To Die

 ドラマーのジョン・ハイズマンをリーダーとするコラシアムの1stアルバム(69年)。このバンドの魅力は、スタジオ録音でもライヴのような緊張感が伝わってくる点です。ジャズのインタープレイ、って感じですね。その点ではクリームに通じる点があります。
 オープニングはグラハム・ボンドの曲(ジョン・ハインズマンとサックスのディック・ヘクストール・スミスは、ともにグラハム・ボンド・オーガニゼイションの元メンバー)で、ビッグ・バンド的な雰囲気が楽しい。メンバー全員が腕達者なので聞き所も多いのですが、なかでもディック・ヘクストール・スミスのサックスと、デイヴ・グリーンスレイドのオルガンが素晴らしく、ジャージーなプレイから、プロコル・ハルムの「青い影」っぽい「Beware The Ides Of March」の円熟味を帯びた演奏まで、なんとも変幻自在。その他「Mandarin」におけるトニー・リーヴスのいぶし銀のようなベース・プレイ、グリーンスレイドのピアノ・プレイがさえまくる「The Road She Walked Before」でのクール・ジャズ的雰囲気、そしてタイトル通りブルージーな「Backwater Blues」(この曲のみ、ギターは初期メンバーだったジム・ローチ)など、ジャズ~ブルース~ロックをクロスオーヴァーした名作です。熱いクリス・ファーロウのヴォーカルより、ジェームス・リザーランドのヴォーカルも私好み。

 ジャケットのメンバー写真の意味は、裏ジャケを見るとわかります。

 
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