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アップ・ザ・ダウンステアー / ポーキュパイン・ツリー [ポーキュパイン・ツリー]

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 先日、過去のカタログが日本盤でリイシューされたポーキュパイン・ツリー。英国ロックのエッセンスとでも言えるようなサウンドは、「ツェッペリンとフロイドとクリムゾン」などが好きなロック親父たちの希望の星である。今年の初めにスティーヴン・ウィルソン6枚目のソロがリリースされたが、ポーキュパイン・ツリー名義の方では音沙汰がない。そろそろ活動再開を期待したいところだ。

『アップ・ザ・ダウンステアー』は1993年にリリースされたPT名義のセカンド・アルバム。91年にリリースされた『オン・ザ・サンデイ・オブ・ライフ』は事実上スティーヴン・ウィルソンのソロ作品であり、過去作品を集めたオムニバス盤でもあった。この2作目も本来はスティーヴンのソロ作品なのだが、1部の曲には後に正式加入するメンバーが参加しており、また2005年リリース盤からは、もともと打ち込みだったドラムがギャヴィン・ハリソンによる生ドラムに差し替えられている。これらの点を考えあわせると、この『アップ・ザ・ダウンステアー』が事実上のファースト・アルバムと考えて良いと思う。

Up The Downstair (2005 version)
【CD 1】
01. What You Are Listening To...
02. Synesthesia
03. Monuments Burn into Moments
04. Always Never
05. Up the Downstair
06. Not Beautiful Anymore
07. Siren
08. Small Fish
09. Burning Sky
10. Fadeaway
【CD 2 - Staircase Infinities】
01. Cloud Zero
02. The Joke's on You
03. Navigator
04. Rainy Taxi
05. Yellow Hedgerow Dreamscape




 『イン・アブセンティア』ほどのヘヴィさはないが、全編を通してスティーヴン・ウィルソンの叙情的なギターが魅力的なアルバム。特に元JAPANのリチャード・バービエリと彼の妻であるスザンヌが参加した、10分にも及ぶタイトル・ナンバーは独特の浮遊感が心地よい。スザンヌの不思議なヴォイスに乗ったスペイシーなサウンドは、タイトなドラムとハードなギターの見事なコンビネーションとも相まって、PTの持ち味が十分に発揮された曲である。
 「Staircase Infinities」と題されたCD2は、元々EPとしてリリースされた作品。2005年ヴァージョン以降に同梱されるようになった。 


Up the.. -Reissue-

Up the.. -Reissue-

  • アーティスト: Porcupine Tree
  • 出版社/メーカー: Transmission
  • 発売日: 2021/07/23
  • メディア: CD



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