Chantons Noël - Ghosts Of Christmas Past [クレプスキュール]
1980年代にはファクトリーや4AD、ラフ・トレード、チェリー・レッドといったインディー・レーベルがそれぞれに魅力的なアーティストを抱えており、ジャケ買いならぬレーベル買いというなんていうのもあった。ベルギーを拠点としたレーベル、クレプスキュール(Les Disques Du Crépuscule)もそうしたレーベルの一つで、イギリスのファクトリー・レコードと共同でファクトリー・ベネルクスを立ち上げたことからイギリスのアーティストの作品も数多くリリースしていた。「クレプスキュール」とはフランス語で黄昏とか薄暮を意味するらしいが、クレプスキュールからリリースされる作品についている「TWI」という記号は、Twilightを意味するらしい。80年代初めにレコードショップの新星堂が設立したレーベル「オーマガトキ」は「逢魔が時」、すなわちクレプスキュールであった。
クレプスキュールのウェブサイト https://lesdisquesducrepuscule.com/index.php
クレプスキュールといえばアンテナやアンナ・ドミノなどオシャレなアーティストがすぐに思い浮かぶが、それにとどまらずさまざまなアーティストの作品をリリースしているため、コンピレーション作品が面白い。まずは時季に合わせて『Ghosts of Christmas Past: Chantons Noël』である。当初13曲入りで1981年にリリースされて以来、曲目を少しずつ変えて何度も再発されてきた名コンピ。Discogsによれば8種類のヴァージョンがあるが(8つのヴァージョンすべてに収録されているのは、アズテック・カメラ「ホット・クラブ・オブ・キリスト」、ポール・ヘイグ「キリスティアナ」、ドゥルッティ・コラム「ワン・クリスマス・フォー・ユア・ソーツ」、ネイムス「トウキョウ・トワイライト」の4曲だけ)、私の手もとにあるのはアズテック・カメラで始まりグレゴリオ聖歌で終わる全18曲。選曲もイイが、タイトルのGhosts of Christmas Pastとは、イギリスの文豪ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』に登場する3人の精霊のうち、最初に現れて主人公スクルージに彼自身の過去を見せるゴーストである。タイトルもイケてる。
One Christmas for Your Thoughts / The Durutti Column
01. Aztec Camera / Hot Club Of Christ
02. The French Impressionists / Santa Baby
03. The Pale Fountains / Benoit's Christmas
04. Paul Haig / Scottish Christmas
05. The Arcadians / Write Your Letter
06. Isabelle Antena / Noelle A Hawai
07. The Names / Tokyo Twilight
08. Paul Haig / Christiana
09. The Durutti Column / One Christmas For Your Thoughts
10. Hillcrest Club / Breakfast At Christmas
11. Thick Pigeon / Jingle Bell Rock
12. Cabaret Voltaire / Invocation
13. Tuxedomoon / Weinachts Rap
14. Michael Nyman / Cream Or Christians
15. Swinging Buildings / Praying For A Cheaper Christmas
16. The Durutti Column / Snowflakes
17. Current93 / Happy Birthday Pigface Christus
18. Monks In The Snow / A Theme For This Special Evening
クレプスキュールのウェブサイト https://lesdisquesducrepuscule.com/index.php
クレプスキュールといえばアンテナやアンナ・ドミノなどオシャレなアーティストがすぐに思い浮かぶが、それにとどまらずさまざまなアーティストの作品をリリースしているため、コンピレーション作品が面白い。まずは時季に合わせて『Ghosts of Christmas Past: Chantons Noël』である。当初13曲入りで1981年にリリースされて以来、曲目を少しずつ変えて何度も再発されてきた名コンピ。Discogsによれば8種類のヴァージョンがあるが(8つのヴァージョンすべてに収録されているのは、アズテック・カメラ「ホット・クラブ・オブ・キリスト」、ポール・ヘイグ「キリスティアナ」、ドゥルッティ・コラム「ワン・クリスマス・フォー・ユア・ソーツ」、ネイムス「トウキョウ・トワイライト」の4曲だけ)、私の手もとにあるのはアズテック・カメラで始まりグレゴリオ聖歌で終わる全18曲。選曲もイイが、タイトルのGhosts of Christmas Pastとは、イギリスの文豪ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』に登場する3人の精霊のうち、最初に現れて主人公スクルージに彼自身の過去を見せるゴーストである。タイトルもイケてる。
One Christmas for Your Thoughts / The Durutti Column
01. Aztec Camera / Hot Club Of Christ
02. The French Impressionists / Santa Baby
03. The Pale Fountains / Benoit's Christmas
04. Paul Haig / Scottish Christmas
05. The Arcadians / Write Your Letter
06. Isabelle Antena / Noelle A Hawai
07. The Names / Tokyo Twilight
08. Paul Haig / Christiana
09. The Durutti Column / One Christmas For Your Thoughts
10. Hillcrest Club / Breakfast At Christmas
11. Thick Pigeon / Jingle Bell Rock
12. Cabaret Voltaire / Invocation
13. Tuxedomoon / Weinachts Rap
14. Michael Nyman / Cream Or Christians
15. Swinging Buildings / Praying For A Cheaper Christmas
16. The Durutti Column / Snowflakes
17. Current93 / Happy Birthday Pigface Christus
18. Monks In The Snow / A Theme For This Special Evening
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