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BAUHAUSのバイオ本『Undead』 [バウハウス]

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『undead』は2018年3月に発売されたバウハウスのバイオ本。発売元はロサンゼルスの音楽レーベル、クレオパトラ[http://cleorecs.com/]で、著者は元メンバーでドラマーだったケビン・ハスキンス。したがって、かなりレアな写真やネタが満載である。2003年に発売されたデヴィッドJによるアート本、『For Bauhaus Lovers』(ピエ・ブックス)よりもはるかに楽しめる。

公式ページ[https://cleorecs.com/store/shop/bauhaus-undead-the-visual-history-and-legacy-of-bauhaus-book/]


 値段は$69.98だが、直接オーダーすると1万円以上の出費は覚悟しなければならない。ということで、私はアマゾンJPで購入した。プレオーダーでは、ケビンのサイン入り限定版($99.98)もあったが、現在は売り切れている模様。





Bauhaus Undead

Bauhaus Undead

  • 作者: Kevin Haskins
  • 出版社/メーカー: Cleopatra Records
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: ハードカバー



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アフィニティーの編集盤 [アフィニティー]

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『ライヴ・インストゥールメンタル1969』 - Live Instrumentals 1969
 最初の9曲は、イギリスで最も有名なジャズ・クラブと言ってもいいロニー・スコッツ・ジャズ・クラブでの演奏で、ヴォーカルのリンダ・ホイルが病気休養中の1969年にレコーディングされた。したがってすべてインスト。ラストはビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。残り5曲はラジオ放送用のマテリアルで、68年にレコーディングされたスタジオ音源4曲と65年にサセックス大学でレコーディングされたジャズのスタンダード「グリーン・ドルフィン・ストリート」。スタジオ音源のうち、マイルス・デイヴィスの「オール・ブルース」とロン・カーターの「81」はロニー・スコッツのライヴでも演奏されているので、聞き比べてみると面白い。ロン・カーターの他にジョー・ザヴィヌル(キャノンボール・アダレイの「マーシー、マーシー、マーシー」)などフュージョン寄りのアーティストの作品も取り上げている。アルバム全体、オルガンの音がイケてる作品。

『1971-72』
 1971年にはヴォーカルのリンダ・ホイルとキーボードのリントン・ネフが脱退し、 ヴィヴィアン・マコーリフ(ヴォーカル、98年に死去)とデイヴ・ワッツ(キーボード)が参加する。このメンバーではアルバムをリリースするには至らず解散するが、デモ・レコーディングされた音源を編集したアイテムが『1971-72』。ヴィヴィアン・マコーリフのヴォーカルは、リンダ・ボイルに比べてやや線が細い感じもするが、哀感を感じさせる声質はとてもよい。アニー・ハズラム的な雰囲気を感じる。1stアルバムにも収録されていた「見張り塔からずっと」が収録されているが、この曲のようなロック系よりもトラッド系に合う感じだ。残された音源を聴く限りでは、1stアルバムに比べてジャズ色が後退した印象を受ける。ポップス職人ジミー・ウェッブ作の「サンシャワー」(69年にテルマ・ヒューストンがリリースした彼女の1stアルバムのタイトルナンバー:プロデュースもジミー・ウェッブ)の出来がとてもよい。


Instrumentals 1969

Instrumentals 1969

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Angel Air
  • 発売日: 2009/06/16
  • メディア: CD



1971 - 1972

1971 - 1972

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Angel Air
  • 発売日: 2009/06/16
  • メディア: CD



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